社員旅行2023

今年は社員旅行で日本最高峰の富士山に登ってきました！！

標高は約3776m、さすがに弾丸登山は危険なので一泊二日。

吉田ルートの五合目からスタートし、八合目の山小屋「太子館」で一泊、そこから富士山頂に向かいました。

登山1日目、朝ホテルを出発しバスで登山口の富士スバルラインの五合目へ。

出発地点では晴れていましたが、天気予報は雨。近づくにつれ雲行きが怪しくなってきました。

さらに五合目に到着するとドシャ降り、濡れないように急いでバスを降り、溢れかえる観光客の隙間を縫うように建物の中へ。

登山の用意をして少し早めの昼食。

昼過ぎになり、雨も降っている中で登山開始です。

しばらく歩くと六合目に到着。その後ひたすらジグザグ道を歩き七合目に到着。

そこからさらに八合目へ向かっていると雨も止みはじめ、視界も良くなってきました。

進んでいくにつれ砂利道から岩場が増えていき、ようやく八合目の山小屋に到着。

山小屋では温かいカレーをいただき、夜の出発に備えて18時に就寝です。

その後、いびきと普段より薄い酸素の中で眠れていないまま深夜1時くらいに山小屋を出発します。

外に出ると大勢の登山客が。

雨も完全に止み、上にも下にも、ヘッドライトの光が登山道を埋め尽くしていました。

暗闇を照らし照らされながら、しばらく歩くと九合目に。

そこから頂上を目指し、歩みを進めると、周りが少し明るくなってきました。

空気も澄んでいて、木すらも生えていないので見渡す限り雲の上。

雲の切れ間からは大都会の灯りがきれいに輝いていました。

ご来光も近づいた頃、上を向くといつの間にか頂上の鳥居が出現。

全員集合し、各々ベストポジションを見つけてその時を待ちました。

雲の水平線を見つめていると煌めき上がる太陽が新しい朝を迎えに来ました。

ご来光も無事ご尊顔できたところで、息を整えて出発です。

山頂に到着すると、日が昇っており快晴の空でした。

当然、周囲の山はもちろん雲まで自分より下、上にあるものは太陽と空のみです。

ここまで誰一人リタイアすることなく、参加者全員が富士山を登頂することができました。

そこからは、絶景のなか写真をとり、パンを食べる人もいれば、杖に焼き印を貰いに行く人もおり、日本一の山頂で休憩です。

下山はひたすら砂利道を歩きます。慣れない二本のストックを取り出し、ジグザグ道を下っていきました。砂利道なので足をズルっと滑らすこともありましたが、ストックのおかげでケガもせず、楽に歩くことが出来ました。

最初は、山小屋や休憩所が点々と遠くに写りました。

降りていくにつれて気温が高くなり、ダウンジャケットから半袖に。

ふり返ると頂上の下山道が小さく見えました。

六合目まで降りると木々も生い茂り、さらに馬とすれ違いました。

放牧しているのかと思いきや、後ろから来た馬に海外の観光客が乗っていたので、観光や救助っぽいです。

馬とすれ違うことも増え出し、とうとう五合目の富士スバルラインに帰ってくることができました。

疲れ切ったその足で、もう一度レストランの最後の階段を上がり、

着替えて美味しい昼食を頂きました。

そのあとは、各々お土産を買ったり、昨日ドシャ降りで見られなかった五合目からの美しい富士山の写真を撮ったりして宿に向かうバスの出発時間ギリギリまで堪能しました。

初日は雨で過酷でしたが、頂上からの眺めはそれをはるかに上回る、生涯記憶に残る絶景で、とても良い経験になりました。